誕生石が増える！？ 誕生石についてのエトセトラをご紹介
なんと誕生石が60年ぶりに見直される予定です。
あくまで予定ですが、追加予定の宝石は下表をご覧ください。
正式に追加され次第こちらで報告させていただきます。
※追記 2021年12月20日 正式に追加が決定しました！
以下が「統一された日本の誕生石」となります
各月の誕生石と説明（赤字は追加予定石）クリックでジャンプ
1月の誕生石
ガーネット 
ガーネットの石言葉は『真実』『情熱』『実り』などがあります。ガーネットはザクロの実に似ていることから実りを象徴する宝石とされています。また、ガーネットには様々な種類があります。基本となる赤紫色からグリーンの希少なものも。詳しく調べるといつの間にかガーネットにハマってしまうでしょう。
2月の誕生石
アメジスト
アメジストの石言葉は『誠実』『高貴』『心の平和』です。元々はギリシャ語で「お酒に酔わない」という意味で使われる「amethystos」からきているようです。紫水晶と呼ばれるこの神秘的な石は身に着けているだけで高貴女性らしい印象を与えてくれます。オフィスシーンにもピッタリ合う人気の石です。
クリソベリルキャッツアイ
クリソベリルキャッツアイの石言葉は『守護』『慈愛』『好機』です。クリソベリルとは和名で「金緑石」。キャッツアイやアレキサンドライトといったメジャーな宝石の変種前の姿となる石です。その中でも研磨することによって石の中に独特な光の筋が見られるものを、猫の目に見立てて「キャッツアイ」と呼び、大変貴重で高価な宝石とされています。
3月の誕生石
アクアマリン
アクアマリンの石言葉は『沈着』『聡明』『勇敢』です。アクアマリンはエメラルドやモルガナイトと同じ「ベリル(緑柱石)」という鉱石の仲間です。その名の通り海の水を意味するアクマリン、透き通った海のように美しく淡いブルーは身に着ける人をさわやかな印象にしてくれるでしょう。かつては航海のお守りとしても使われてきた石、海に関係する方にも向いた宝石です。
珊瑚
珊瑚の石言葉は『確実な成長』『長寿』『威厳』です。海に沈んだ宝石として古くから重宝されてきた珊瑚、ほとんどの宝石が鉱物起源なのに対し珊瑚は生物起源。1cm成長するのに50年かかると言われています。多くの種類がある珊瑚ですが中でも『血赤珊瑚』として知られる宝石は人気も価値も高く現在では手に入れにくい宝石となっています。日本では結婚30周年の贈り物として人気です。
アイオライト
アイオライトの石言葉は『道標』『徳望』『貞操』などです。アイオライトには道を示す意味や愛を貫くといった意味があり、真っすぐで前向きな石とされています。サファイアやタンザナイトに似た色を持つアイオライト、色を表現するならバイオッレットブルーでしょうか。一つ特徴として『多色性が強い』面があります、これはアイオライトを見る角度によって色が変わるということです。結婚する娘や、愛する相手に贈る最適な石といえるでしょう。
ブラッドストーン
4月の誕生石
ダイヤモンド
ダイヤモンドの石言葉は『純潔』『純愛』『永遠の愛』です。言わずと知れたダイヤモンド、その語源はギリシャ語で征服を意味する「adamazein」からラテン語で「硬い石」を意味する「adamant」に変化しaが取れて「diamond」と呼ばれるようになったそうです。ダイヤモンドの生成は何十億年も前でそのうち運よく地表に表れるものが研磨され宝石として形を成します。そして永遠の愛の証として一人に贈られるのだからとてもロマンがあると思いませんか？現在でも婚約指輪のほとんどにダイヤモンドが選ばれています。
モルガナイト
モルガナイトの石言葉は『愛情』『女性らしさ』『優美』などです。この石はエメラルドやアクアマリンと同じベリル(緑柱石)という鉱物の一種で、ピンク色のものをモルガナイトと呼びます。名前の由来は発見者であり、熱心な宝石愛好家でもあるJ・P・モルガンからきています。モルガナイトは生産量が少なく希少で、透明度が高くピンク色の強いものがより価値が高いとされています。透き通るような優しいピンク色のモルガナイトは、ジュエリーとして身につけるとそれだけで品性を感じさせてくれる宝石。モルガナイトを身に纏うことで、洗練された優雅さ、上品さを表現してみてはいかがでしょうか。
5月の誕生石
エメラルド
エメラルドの石言葉は『幸福』『幸運』『安定』です。ギリシャ神話の愛の女神ヴィーナスに捧げられたとされるエメラルドの象徴である「グリーン」、「愛の石」と呼ばれ、愛する人と結ばれる力が込められていると信じられていました。この美しいエメラルドは高いヒーリングの力を持っており、疲労や心労を取り除いてくれる心理効果があるとも言われています。
翡翠
翡翠の石言葉は『長寿』『安定』『福徳』です。日本では縄文時代から装飾品として用いられていて、古くから世界中の様々な民族に魔除けやお守りとされ「魔法の石」「奇跡の石」として大切に崇められてきたのが翡翠なのです。非常に硬い宝石でもあり、壊れにくさでは宝石界随一です。持ち主を災いから守る石とされています、大切な方に贈ると良いでしょう。
6月の誕生石
真珠
真珠の石言葉は『健康』『円満』『無垢』です。真珠の生成過程をご存じでしょうか？真珠は母貝が外敵から身を守る為に生み出されるものなのです。その防衛手段こそが真珠で、真珠には強い保護力が備わっていると言えます。真珠は持ち主をトラブルや不運から守ってくれる宝石と言われています。また、現在でも冠婚葬祭の場面ではアコヤ真珠のネックレスを身に着ける習慣は変わりません。厄除け贈り物としてもよく選ばれています。
ムーンストーン
ムーンストーンの石言葉は『幸運』『恋の予感』『健康』です。ムーンストーンは柔らかな乳白色や白色から、月の光のように神秘的な青みがかった光が現れる石です。別名で「恋人たちの石」と呼ばれるほどに恋愛成就にも効果があると言われています。ムーンストーンには月の女神ダイアナが宿るとされ、月のパワーを秘めた石として大切にされてきました。女性にとってよりどころとなる高いヒーリング効果をもたらしてくれるムーンストーン。心を落ち着かせたい時にはぜひその力を借りてみてはいかがでしょうか。
アレキサンドライト
アレキサンドライトの石言葉は『秘めた思い』『高貴』『光栄』です。アレキサンドライトは太陽光下では緑、白熱灯下では赤色になる不思議な石です。「昼のエメラルド」「夜のルビー」とも呼ばれています。その二面性から、周りに影響されることなくありのままの自分を貫く強さと柔軟性を与え、持ち主の自立心や自尊心といった精神的成長を促してくれると言われています。魅力や能力を高めて、自分らしくありたい人におすすめです。
7月の誕生石
ルビー
ルビーの石言葉は『情熱』『勝利』『勇気』です。ルビーはコランダムという鉱物、その中で赤いものをルビー、それ以外をサファイアと呼びます。ルビーだけ特別視されていることが分かります。古くから繁栄や富をもたらすものとして権力者たちに愛され、「宝石の女王」と呼ばれてきました。燃えるような赤色には不滅の炎が宿るとされ、持ち主を災難から守り、困難に打ち勝って勝利へと導くパワーがあるとも言われています。日本では還暦のお祝いにルビージュエリーを贈ることが定番化しています。
スフェーン
スフェーンの石言葉は『純粋』『永久不変』です。スフェーンは、正式にはチタナイトという名前の石です。その特徴はダイヤモンドを凌ぐ光の分散率にです、つまりカットに依りダイヤモンドより照りが強く輝きも強いのです。ここ数年で急に人気が出てきた宝石です、他に類似した宝石がないところも魅力です。このカラーでダイヤモンドより輝く、となれば興味が湧いてきませんか？
8月の誕生石
ペリドット
ペリドットの石言葉は『夫婦愛』『平和』『安心』です。ペリドットは、鮮やかな緑色から、古代エジプトでは太陽の石・太陽の化身と呼ばれていました。当時ペリドットという宝石は王の権力にも比肩するほどの存在とされていたようです。また、夜になるとよりペリドットの緑が引き立つことから「イブニング・エメラルド」という名前が付けられたのだそうです。暗闇の中でも決して輝きや光を失わない石という点から、夫婦愛や安心といった石言葉が生まれたのでしょう。
スピネル
スピネルの石言葉は『好奇心』『探求心』など。スピネルには様々な色があり、最も高価とされるのがレッドスピネルです。スピネルは長い間ルビーと混同されていました。最も有名な逸話として、イギリス王室の王冠「黒太子のルビー」があります、王冠に取り付けられた170カラットのルビーが実はスピネルだったのです。こういった背景から、一時は「まがい物」のような扱いをされていた過去もありますが、スピネル(特にレッドスピネル)もまたきわめて高い稀少性を持つこと。加えてスピネルそのものの美しさによって価値が見直され、今では8月の誕生石に加わるほどの人気があります。
9月の誕生石
サファイア
サファイアの石言葉は『慈愛』『誠実』『徳望』です。サファイアはコランダムという鉱物から生まれる宝石で、赤いものがルビー、それ以外がすべてサファイアと呼ばれます。ダイヤモンド、ルビー、エメラルドと並んで世界の四大宝石のひとつとされ、数千年もの昔から愛されてきました。ラテン語で「青」を意味するサファイアは、天空の色とつながり、地球の青、宇宙の青として最も神に近い石とされてきました。すべてを見透かしているかのような深いブルーは、人を愛し真実を突き詰めて貞操を守ってくれる効果があるとされています。浮気心やよこしまな考えを持つと、石の色を濁らせてしまうともいわれ、浮気をしている女性がサファイアを持つと、色が変わると信じられていました。男性が美しい女性にサファイアを贈って試していた、など一風変わった言い伝えもあるようです。
クンツァイト
クンツァイトの石言葉は『浄化』『献身』『純愛』など。1900年頃にカリフォルニアで発見されたクンツァイトは、ティファニーの伝説的な主席宝石鑑定士にしてジェムストーンの命名者としても有名な、ジョージ・フレデリック・クンツにちなんで名づけられました。「燐光性」と「多色性」を併せ持つピンクのジェムストーンで、ロウソクの灯の下で優雅なパステルピンクの色を放ちます。クンツァイトは「夕べの宝石」と呼ばれているのです。
10月の誕生石
オパール
オパールの石言葉は『純真無垢』『歓喜』『希望』など。オパールは、宝石の中で色が躍っているように見える「プレイオブカラー（遊色効果）」を有する宝石です。種類が豊富な宝石でウォーターオパール・ブラックオパール・ホワイトオパール・ファイヤーオパール・ボルダ―オパールなどがあり色のバリエーションも様々です。古代ローマでは、愛と希望の象徴で、「貴重な石」という意味のウパラと名付けたそうです。古代から現在に至るまで、様々な文化で、超自然的な起源と力があると信じられてきました。その不思議な色合いは、いつの時代も人の心を掴んでやまないようです。オパールは『同じ宝石が2つとない』と言われるほど宝石一つ一つに違いがあり、あなただけのオパールを所有する喜びもあるでしょう。
トルマリン
トルマリンの石言葉は『寛大』『忍耐』『潔白』などです。トルマリンの種類は天然石の中で最も多くすべての色を網羅しているといっても過言ではないくらいカラーバリエーションが豊富です。この石は別名「電気石」と呼ばれ、微弱な電気を発する不思議な特徴があります。静電気を起こすトルマリンは、生命力を活性化させ、健康を保ち、充実した毎日が送れるようにサポートしてくれると言われています。トルマリンの豊かな色彩は創造力・芸術的センスを高めてくれます。シーンに合った色合いのトルマリンを身に着けることで素晴らしいアイデアが浮かんでくることでしょう。
11月の誕生石
トパーズ
トパーズの石言葉は『希望』『友情』『成功』などです。トパーズの名前はギリシア語の（捜し求める：Topazos）に由来すると言われています。トパーズは黄色、茶褐色が一般的ですが、青色やピンク色、オレンジ色、無色などもあります。よく耳にするもので「ブルートパーズ」、最も高価なトパーズは<ピンクがかった「インペリアルトパーズ」です。トパーズの歴史は古く、古代エジプトでは太陽神ラーの象徴とされ、邪気から身を守り、最強の治療力を持つ良しと崇められてきました。不運から身を守る為に着けるのも良いでしょう。
シトリン
シトリンの石言葉は『繁栄』『成功』『富』など。和名「黄水晶」という名前の通り、黄色〜黄金色をした水晶です。フランス語でレモンを意味する「シトロン」にその名が由来しています。シトリンは、地中深くに結晶したアメジストが、マグマなどによる熱干渉を受けて黄色く変化したり、水晶に放射線が加わって黄色く変化したものです。金運・財運を呼ぶ石、繁栄と富貴をもたらす幸運の石として古くから大切にされてきました。特に商売をしている人におすすめです。
12月の誕生石
トルコ石
トルコ石の石言葉は『成功』『繁栄』『旅の安全』などです。トルコ石という名前のためにトルコが産地だと思う人もいますが、実はトルコが産地ではありません。原産地はペルシャ（現在のイラン）やシナイ半島、アメリカ合衆国が主となっています。紀元前3000年以上前から採掘されていた石であり、またトルコの商人が旅の伴とするラクダにこの石をつけ御守りにしていたことから、世界に旅の安全を護る石として伝わるようになりました。離れた場所にいる家族や恋人に贈ると効果があるかもしれません。
ラピスラズリ
ラピスラズリの石言葉は『幸運』『真実』『健康』など。ラピスラズリの名前は、石を意味するラテン語のラピスと、青や天空を意味するペルシア語のラズリが組み合わさって作られた創作語です、和名で「瑠璃石」と呼びます。まるで夜空の中に星が煌めくような神秘的な輝きを持つラピスラズリ。古代の頃には「幸運を招く石」といわれており、邪念を取り払って正常心に戻すと信じられていました。お守りとして身に着けると効果があるかもしれません。
タンザナイト
タンザナイトの石言葉は『神秘』『冷静』『高貴』など。鉱物名はブルーゾイサイトですが、独特の青紫色が発見地であるタンザニアの夕焼け空に似ていることから、ティファニー社社長によって「タンザナイト」とネーミングされ一躍有名になりました。タンザナイトの魅力は大きめの石が多いことと多色性です。昼と夜で紫から青に色が変わります。タンザナイトは「成功の石」「決意の石」とも呼ばれ、冷静な判断力や意識を高めるお守りとして使用されることもあります。見る角度や光源によって色が変わるこの石は、神秘的な魅力にあふれた宝石です。クールな青紫色の輝きは、ジュエリーとして着用することで、エレガントかつ高貴な雰囲気を高めてくれるでしょう。
ジルコン
ジルコンの石言葉は『生命力』『行動力』『安らぎ』など。ジルコンはオレンジ・グリーン・ブルー・イエローなど多くのカラーバリエーションを持ちますが、実は「熱で色が変化する」という特質を持っているので狙った色へカラーチェンシすことが可能なのです。ジルコンには３つの特徴があります。１，金剛光沢を持つ（ダイヤモンドとジルコンだけ）２，屈折率がダイヤモンド並み ３，前述したカラーチェンジ これらの特徴を持つため、ダイヤモンドの代用品として重宝されてきました。ダイヤモンドのカラーストーンは驚くほど高いですが、ジルコンはそれよりは安価で美しい輝きを放ちます。実際のジルコンはうっとりするほど綺麗で思わず欲しくなるほど。なかなか出会えない宝石ですが、オススメの宝石です。
誕生石とは
誕生石の起源は古く、旧約聖書の出エジプト記28章17 - 21節には裁きの胸当てにはめる12個の貴石の記述が最初とされています。
その後1900年代初期にアメリカ宝石商組合によって定められたものを基にして、1958年には日本で全国宝石卸商協同組合が現在の誕生石を制定しました。
歴史ある誕生石にはそれぞれパワーと人々の願いが込められています。
ジュエリーを選ぶ時のきっかけや決め手の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
※誕生石は国や地域によって定義や解釈が異なります。
それが正解ではなく、どれも正解と思っていただければ幸いです。
